2002年09月01日
支援する会第4回総会記念講演(浜田寿美男さん)
ご案内
知的障害者のおかれている現状を考える
支援する会第4回総会記念講演
知的障害者施設において、利用者に対する虐待・人権侵害があとをたちません。そして、その中で声を挙げたいのに声が挙げられない親御さん、施設福祉から地域福祉へ大きく変わろうとしている時に、施設入所を待ち望んでいる家族がいます。これらの背景には、知的障害を持つ人の生き難い現状があります。
知的障害を持つ人が、地域で生活するようになると、多くの問題に直面します。仕事に就けない、仕事に就いても低賃金、真っ先に首を切られる。又、お金を巻き上げられたり等の犯罪被害者にされる、あるいは冤罪事件に巻き込まれたりすることは決して珍しいことではありません。
私たちは今回、花園大学教授浜田寿美男さんを招いて、「知的障害」とは何か、障害のあるなしにかかわらず対等に生きていくために何が必要であるかについて「知的障害者の置かれている現状と社会」(仮題)というテーマでお話していただき、共に考え、今後の支援する会活動を深めていく一歩としていきたいと思います。
浜田さんは、心理学者として、既成の発達概念について鋭い批判を加える一方、狭山事件、甲山事件、野田事件等の冤罪事件に心理学者として積極的に係ってきました。
著書には「子どもの生活世界のはじまり(ミネルヴァ書房)」「ありのままを生きる(岩波書店)」「自白の研究(三一書房)」他多数あります。
浜田さんの話は、子育て中の親御さんにとっても、子どもを理解する上で役立つと思います。是非、ご参加下さい。
時:02年9月1日(日)総会 13:00〜14:00講演 14:15〜16:15講師 花園大学教員(心理学) 浜田寿美男さん所:四日市総合会館第3会議室主催:聖母の家労組同労組裁判闘争の勝利を支援する会 電話・FAX:0593(21)2800
2002年07月26日
北野教授を囲んで
ご案内
知的障害者のおかれている現状を考える
=北野教授を囲んで=
「知的障害者施設」において、利用者に対する虐待や年金流用等の不祥事が報道されることが少なくありません。これら施設における不祥事は、「知的障害者施設」だけの問題ではなく、地域で生活している知的ハンディキャップを持っている人たちの生きにくさと繋がっているのだと思います。
そのような状況の中で、国は終戦後以来の福祉改革であるとされている、「社会福祉基礎構造改革」を進めようとしています。
私たちは今回、桃山学院大学教授北野誠一氏を招いて、知的ハンディキャップを持った人たちの置かれた現状について「知的障害者の置かれている現状と施設・社会」(仮題)というテーマでお話していただきます。
北野教授は「社会福祉基礎構造改革」について、当事者である「障害者」の側にたって積極的に発言し、行動してきた研究者です。又、現在、「障害者差別禁止法」の必要性を強く訴えています。
著作に「障害者の人権侵害とは何か」「社会福祉基礎構造改革への基本的視点」「アメリカにおけるアドボカシ−システム」他多数あります。
大学教授というと、むずかしい話と思いがちですが、北野先生の話は、徹底して当事者の側に立っているということ、魅力的な関西弁とあいまって、福祉に関係する仕事についていない方にとっても十分に魅力的です。是非、ご参加下さい。
記時:02年7月26日(金)18:30〜所:四日市総合会館第5会議室主催:聖母の家労組 電話・FAX:0593(21)2800