2004年02月04日

署名用紙

知的障害者施設の設置目的に適う判決を求める署名
私たちは、三重県にある「社会福祉法人聖母の家」が経営する知的障害児・者施設聖母の家の現状を憂える市民です。
その聖母の家において、施設利用者に対する人権侵害を訴えてきた加藤職員が98年7月に解雇された地位確認事件が結審を迎えます。本訴になってから18回の口頭弁論が重ねられました。原告本人を含め7人の信念に基づいた力強い証言、有力な多数の証拠を提出したことについて法廷傍聴や支援する会の通信等を通じて見聞きしています。
・聖母の家に連綿と続く利用者に対する虐待・人権侵害
裁判の証言・証拠から、聖母の家において、利用者に対する著しい虐待・人権侵害が、過去から現在まで連綿と続いていることが、明らかになりました。
・嘘に嘘を重ねる聖母の家管理者
本件に先立つ仮処分において、聖母の家代表理事の陳述は措信できないとされた聖母の家は本訴になってからも嘘に嘘を重ねてきました。あげくは文書偽造まで行っていることが何重もの客観的事実から明らかになりました。聖母の家は利用者の障害者年金を巡って三重県知事からも「文書偽造の疑義がある」と指摘され、指導を受けるなど、平然と「文書偽造」することは、聖母の家の体質そのものです。
・社会福祉法人の責務
社会福祉法人は社会福祉法に設置根拠を持つ公益法人です。社会的弱者である知的障害児・者の人権を守り、福祉を向上させるために公費がつぎこまれています。
ところが、あろうことか、聖母の家は、施設利用者に対する虐待・人権侵害を放置し、逆に改善しようとした加藤職員解雇を正当化するために、文書偽造まで行い、更に、人権侵害を覆い隠す裁判費用捻出のため、利用者の財産である障害者年金での寄付の強要まで行っています。
・司法に期待する
聖母の家において、施設利用者に対する虐待・人権侵害が根絶され、施設利用者が安心して生活を送れるために、そして、聖母の家が、その社会的責任を果たすためにも、司法の役割について私たちは、大きな期待を持っています。

《要請事項》
 本件は、知的障害児・者入所施設における事件です。被告の設置目的である知的障害児・者の福祉向上という設置目的に適う判決をお願いします。
2003(平成15)年12月
津地方裁判所四日市支部御中
氏 名 住  所

投稿者 user1 : 2004年02月04日 14:00